インフルエンザの治療薬リレンザについて説明する女性

リレンザという薬を知っていますか?インフルエンザに対する治療薬として販売されていますが、吸入タイプであることから、インフルエンザウイルスが増殖しやすい気道の粘膜部分に成分が行き渡るので即効性が高いです。

リレンザのメーカーはイギリス、地図で流行状況を確認

リレンザのメーカーはイギリス リレンザのメーカーは、イギリスの大手製薬会社です。後発医薬品のメーカーも海外の会社です。リレンザは、吸入型の粉末剤で、インフルエンザウィルスが主に侵入するのどの奥にピンポイントではいり込むことができるため、即効性があります。
 リレンザは、ウィルスの増殖を不可能にする薬です。インフルエンザウィルスは、感染後に猛スピードで増殖を繰り返し、48時間後には全身に散らばります。そのあとは増殖するのをやめます。リレンザを使うのは、増殖がおこなわれている48時間以内の時期となります。それ以降だと、もう増殖はおこなわれなくなっているわけですから、増殖を妨げるという働きを発揮する場はなくなりますので、使用する意味がなくなります。
 この薬を効果的に使うためには、感染にいち早く気づき、受診することです。国や都道府県のホームページでは、インフルエンザの流行状況が、地図とともに詳しく載せられていますので、自分の地域の状況をよくチェックしておきましょう。感染が拡大し、警報レベルになっていたら、人混みの中に出るのが避けられなければ、いつ感染してもおかしくありません。感染を避けるには、外出せずに自宅内にとどまっているしかありませんが、そうできるケースは少ないでしょう。自分の住む地域が流行のピークを迎え、なにか体調に違和感を感じたら、すぐ医療機関を受診しましょう。インフルエンザは感染から1日から2日程度は潜伏期となり、激しい症状は出ません。ウィルスの数もわずかであるため、医療機関で検査キットを使って調べても、判定できないこともあります。感染後12時間から24時間経過すれば、判定できることが多くなります。その時期に感染が確認されれば、リレンザを処方されます。そこでウィルスの増殖をストップさせることができ、治癒までの期間が早まります。インフルエンザウィルスの増殖を阻止する飲み薬であるタミフルよりも、より早く解熱できることが明らかとなっています。インフルエンザのA型でもB型でもそうですが、特にB型インフルエンザの場合は、17時間も短縮可能です。1日でも早く職場復帰したいと望んでいる患者にとって、この差は大きいでしょう。
 体力のない子供や老人の場合は、ウィルスの増殖をなるべく抑え、悪化させないことが大事です。インフルエンザの症状が重篤になると、インフルエンザ脳症や肺炎球菌による肺炎を併発する危険もあります。早期治療が大事です。

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